RUGBY TURTLESは江東区亀戸を活動拠点としています。
そのため、江東区をホームタウンとする「清水建設江東ブルーシャークス」を陰ながら応援しています。
昨年は、ホームスタジアムである「夢の島競技場」での試合に3回、足を運びました。
トップリーグからリーグワンになり、試合会場でのイベントやアトラクションが非常に充実しました。この変化に驚いた観戦者の方は多いと思います。
そんな中で感じた「もうちょっとこうだったらいいのに」という点を挙げ、ただ不満を言うだけでは無く、建設的な案を提示し、(もうシーズンが始まってしまいましたが…)提言としたいと思います。
- 名札見えづらい問題
- キックティースポンサー
- アトラクションゾーンの固有名詞化
- 陸上トラックで見えづらい問題
- ラグビーアトラクションで経験者が楽しむには?
- 観戦初心者のための観戦ツアー
1.名札見えづらい問題
試合会場では、ノンメンバーの選手が道案内をしたり、受付やアトラクションのスタッフをしています。
優しい対応をしてくれた選手がいると、「この選手を応援しよう!」と思ったりするわけですが、いかんせんネームカードが小さい…
後でHPを確認しても「あれ?どの選手だったっけ?」ということが起こってしまいます。
せっかく、名前を覚えてもらうチャンスだったのに、大きな機会損失です。
そこで提案としては、ネームカードを「A4サイズの紙が入れられるビブス」にするのはどうでしょうか。
これであれば選手の名前は一目瞭然です。
ポジションや出身校なんかも書いてあると、より分かりやすいと思います。
更には、QRコードを印刷して、スマホで○人以上読み込むとプレゼントがもらえるスタンプラリーに使ったり…なんてこともできると思います。
必然的に選手への声掛けが増え、エンゲージメントの向上につながるのではないでしょうか?
2.キックティースポンサー
これはゲームごとに、キックティースポンサーを募るというものです。
以下の写真でもわかるように、プレースキックの瞬間というのは、TV中継でも、写真撮影でも、ズームアップされる瞬間です。
必然的に、キックティーが大きく映し出されることになります。
そこで、このキックティーに企業名や個人名をシールで入れる権利を販売するというのはどうでしょうか。
企業を対象にするのであれば、年間スポンサーまではちょっと難しいけど、1dayでコストがそこまでかからないなら広告宣伝費として出してもいいかという企業があると思います。
個人を対象にするのであれば、自分の名前やメッセージが入ったキックティーが映し出されれば、良い思い出になるのではないでしょうか。
いずれにしても、トライ後のコンバージョンキックか、ペナルティキックでゴールを選択するかという条件がありますので、必然的に応援にも力が入るはず…
いずれはプロポーズをキックティーのメッセージで行うというカップルも出てくるかもしれません。
3.アトラクションゾーンの固有名詞化
リーグワンになり、試合会場で試合以外で楽しめるコーナーが増えました。
ただ、そのエリアやゾーンにわかりやすい名称がついていないというのが勿体ないように思います。
やはり、顧客に対してアピールしたり、注目してもらったり、覚えてもらうためには、固有名詞が必要だと思います。
固有名詞があれば、SNSでのアピールもしやすいですし、子供に「○○に行こう」と誘ったときにもご機嫌でOKになるはず。
そこで参考になる他チーム事例としては、花園近鉄ライナーズの「花園ハッピーパーク」が挙げられます。
わかりやすくて、インパクト大。そこに行けばハッピーになれる場所だということが、一目でわかります。
では、ブルーシャークスの場合にどんな名前にするか…?
私は「鮫太郎ランド」を推したいと思います。
マスコットキャラクターの「鮫太郎」をベースに「ランド」とつけば、(多くの方は)必然的にあの(?)楽しそうなイメージが想起されるはずです。
「ラグビー体験とかできて…フードトラックとかあるとこ行こうよ」よりは、「鮫太郎ランドに行こうよ」の方が、良さそうな気がしませんか?
4.陸上トラックで見えづらい問題
夢の島競技場には陸上トラックがあるので、どうしても観客席からグラウンドが遠くなってしまい、ゲームが見えづらいです。
いずれは夢の島競技場を球技専用スタジアム化してほしいですが、すぐにはできないでしょう。
参考になる他チームの事例として、クボタスピアーズ船橋・東京ベイの「NISHIOシート、NISHIO“V”シート」があります。
ただ、夢の島はバックスタンドの高さが低いので、全く同じことはできないと思われます。
そこで提案としては、陸上トラック上にテーブルとイスのセットを置いた座席を用意するのはどうでしょうか。
飲食を伴う観戦の場合、テーブルが無いことがストレスになっている方も多いと思いますし、何しろグラウンドの近くで観戦できます。
たまにはキックが飛んでくることもあると思いますが、それもまた思い出でしょう。
意外とテーブル席の需要はあると思うんですがどうでしょう?
冬場はコタツというのもありですね。
5.ラグビーアトラクションで経験者が楽しむには?
ラグビーを体験するアトラクションがありますが、子供やラグビー未経験の方が主なターゲットのため、難易度は優しめです。
しかし、観戦者の中にはラグビー経験者の方が多く来場されていると思います。
現状の難易度だと本気を出すと大人げない感じになってしまいますが、自身のラグビー力を見せつけたいという需要もあるはず…
子供に良いところを見せたいお父さんや、ラグビー部の仲間たちで来ている現役部員同士の対決などが考えられます。
ですので、上級者向けのアトラクション、または上級者向けの難易度設定があるとラグビー経験者層も更に楽しめると思います。
「選手と対決」や「選手の数値に挑戦」なんていうのも良さそうです。
6.観戦初心者のための観戦ツアー
最後は、観戦初心者のための観戦ツアーです。
初めて観戦する人の多くは、観戦経験者に連れられて見に来ているというパターンだと思います。
ただ、周りにそういった人がおらず、ラグビーを1回見に行ってみたいけど、1人で行くのはハードルが高い…ということで、現地観戦に踏み切れないという層がいるんじゃないかと勝手に推測しています。
そこで、観戦ツアーです。
新木場駅に集合し、移動からアテンド。
夢の島競技場に到着したら、アトラクションやフードトラックを案内し、観客席へ移動。
試合が始まったら、ノンメンバーの選手がゲーム解説をしてくれて、最後は新木場駅までお見送り。
ラグビーファンの新たな開拓が日本ラグビー界の喫緊の課題ですが、全くラグビーに興味が無い層へのアプローチは大変です。現地観戦してみたいという前向きな意思がある層のハードルを取り払うというのであれば比較的簡単に実施でき、効果が望めるのではないでしょうか。
以上、好き勝手な6つの提言でした。
もし採用されたら「アレオレ」と言わせてください。