取り組みたいことの1つ目は、「小中学生を対象とした平日にラグビーのスキルアップができる環境づくり」です。
背景
「ラグビーの普及」という観点でも、「ラグビーの強化」という観点でも、小中学生というカテゴリーは非常に重要な世代だと思います。ラグビーの小中学生カテゴリーにおいて、以下の課題があります。
- どうやってラグビーという競技を始めてもらうか
- どうやってラグビーを続けてもらうか
- どうやって次のカテゴリーにつながるスキルアップをするか
1は別の取組で対応するとして、本取組では2と3にアプローチしたいと考えています。
どうやってラグビーを続けてもらうか
「どうやってラグビーを続けてもらうか」に関しては、平日にラグビーをする環境が無いことで以下の様なケースが考えられます。
- せっかくラグビースクールに通っているが、平日にラグビーをする環境がない
- そのため、平日は部活などで別のスポーツをやることが多い(多様なスポーツ経験は良いことなんですが…)
- いつの間にか、別のスポーツの方に転向してしまう
- 週末だけの練習となると、全体練習の中で個人のスキルアップに割ける練習時間が無い
- 「足りないスキル」または「伸ばしたいスキル」があった場合に、いつになっても対応できない
- (特に足りないスキルがある場合は)チームの練習についていけていないと感じてしまったり、試合で活躍できない
- その結果、ラグビーを辞めてしまう
折角、ラグビーをやり始めているのに、平日にできないことが発端となって、ラグビーから離れてしまったという事例は多いと思います。
この課題については、ラグビー協会も認識していて、放課後ラグビープロジェクトやリーグワン参戦チームへのアカデミー創設の義務化(現在は努力義務?)という動きがあります。
どうやって次のカテゴリーにつながるスキルアップをするか
「どうやって次のカテゴリーにつながるスキルアップをするか」に関しては、平日にラグビーをする環境が無いことで以下の様な課題があると考えています。
- 週末のみという限られた練習時間のため、様々なプレーに挑戦できない
- 自分の好きなプレー・得意なプレーが見つけられない
- 個人のスキルアップをしようと思っても、練習方法がわからない・1人では練習できない
高校生・大学生という次のカテゴリーに進むにあたって、小中学生のうちに色んなプレーに挑戦し、自分の好きなプレー・得意なプレーを見つけ、更に伸ばして武器にすることが必要だと思います。だけど、週末だけではそこまで手が回らないのが現状です。
コンセプト
コンセプトとしては、一般的なラグビースクールの平日版では無く、より個にフォーカスを当てたトレーニングを考えています。
- 普段やらない様なプレーをやってみる(キック、バックフリップパス、ハンドオフなど)
- 数をこなすことが必要な練習をやる(パスを投げ込むなど)
- ストレングストレーニング(やり方がわからない、わかっていても1人ではやる気にならない部分)
具体的なやり方はまだまだ考える必要があります。
イメージとしては、「グループ指導の塾のラグビー版」といったところでしょうか。
ロケーション
RUGBY TURTLESの活動拠点は江東区亀戸です。
クラブハウス付きの天然芝・人工芝のグラウンドを自由に使えるのが理想ですが、そんな施設がそもそもほとんど存在していないですし、あったとしてもコスト的に到底無理です。
とりあえず細々とでも活動を始められる条件として、以下の項目が挙げられます。
- 無料で使える
- 10m×10m以上のスペースがある
- 雨の日も濡れずにトレーニングできる場所がある
- 駅から近い
- (簡易的でも)照明がある
そんな条件を満たす場所がこちら「江東区立竪川河川敷公園多目的広場」です。
- 公園の多目的広場なので無料で使える
- スペースとしては全部で50m×20mくらい
- 高架下なので、横殴りの雨でなければ濡れない(多分)
- JR亀戸駅から徒歩7分
- 数は少ないですが、街路灯があります
条件を全て満たしています。
人工芝のフットサル場も併設されていますが、平日夜間は10,000円/hと手が出ません…
価格
月会費制では無く、1回あたり○円という形式を考えています。これは、参加へのハードルを低くするという狙いと、義務感で参加するのを無くす(月会費で払っていると、少し体調が悪かったとしても参加しなきゃいけないという意識になると思います)という狙いです。
亀の様に、少しづつですが着実に進めていきます。
SNSもやってます。